2013年09月18日

「犬とハサミは使いよう ♯12「犬とハサミは使いよう」


柊が尋ねてくるが、無視して原稿を書き始める夏野。
和人は読書。
完全無視なんて、と幸せそうな柊。
モールス信号で「相手にするな」と夏野から和人へメッセージが送られる。
「豚野郎と呼んで下さい」
と和人に迫る柊。
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2013年09月11日

「犬とハサミは使いよう ♯11 犬振り合うのも多生の縁」


船でどこかへ向かうメイドと、黒服たちを集めて「作戦開始よ!」と叫ぶマキシ。
一体なんだ?

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2013年09月04日

「犬とハサミは使いよう ♯10 光陰犬の如し」


「おかえりなさい、和人くん」
おまえは映見! 大澤映見! じゃあおまえが藤巻蛍! この事件の真犯人?!続きを読む
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2013年08月28日

「犬とハサミは使いよう ♯9 犬無いところに煙は立たず」


本田書店にて、本の買い物。
ストーカーが今でも時々襲ってくると、その度に返り討ちにしていると。夏野はしれっと言う。
入り口の窓に怪しい影。
「おすすめの本があるんです。良かったら読んでみませんか?」
と桜が取り出したのは、「蛍星恋話」藤巻忍著。温泉にあった、あの本だ。
マンションに帰り着くと、和人が真っ先に部屋が荒らされている! と異変に気付くのだった。
一見、どこも荒らされているようには見えないが、本が一冊増えている、と。
増えた本とは「蛍星恋話」藤巻忍著。だった。
「私じゃないわよ、あなたが買って忘れてたんじゃないの」
和人が一度買った本を忘れる訳が無い。
それじゃあ、一体?
あのストーカーが? でも円香が窓ガラスを破ってきてから、警備会社にも頼んでいるのに、どうやって?
手ががりはこの本だけなんだから、と和人は本を読み始める。
夏野も読むと言い始める。
書店では桜が映見にあの本、夏野さんとわんちゃんが買って行ったわよ、と話していた。
不覚にも本を読む夏野の姿にときめいてしまう和人。
何故だ、何故こんなに胸が高鳴る…
もう辛抱たまらーんと、夏野の胸にダイブする和人だったが、ゴミ箱へ犬神家よろしく突っ込まれるのだった。
言えない、夏野の読書姿にときめいてしまったなんて。
あらあらあら、活字オンリーじゃなかったかしら?
「わかったよ、惚れればいいんだろ、夏野さん、大好き!」
「なによ、急に、このエロ犬は〜」
赤くなってもぞもぞする夏野。
それより気付いた? この作家、本当に新人かしら。新人作家にしては完成されすぎているし、キャリアのある作家が、わざと作風を変えて書いた…そんな印象さえ感じたわ。
俺も気付いたことがある、この本、おまえの、秋山忍の本にそっくりだ。
ええそうね、読んでいてまるで自分が書いたような気がしてきたわ。
秋山忍の強い影響、執着にも似た強い思い。何者なんだ、藤巻蛍って。
検索サーチでググってみるが…経歴は発表していない。
あれに頼るしかないわね、と柊編集者を呼びつける。
何故かパラシュートで降下してきた?!
藤巻蛍について知っていることを全部吐きなさい。
柊から得た情報。住所、性別、年齢、家族構成まで。
本名まではわからなかったが、まさか女子高生作家だったとはね。
しかもあの、大澤愁山の娘だったとはな。
秋山忍に似てるってこと意外に、気になることがあるのだが、それがよくわからないんだよなぁと和人。
藤巻先生のデビューには色々と謎がありまして、と柊。
実力は確かですが、先方に大澤先生の圧力があったとか。あくまでも噂です。
とにかく行ってみるしかなさそうね。
行くってどこへ?
決まってるじゃない、藤巻蛍の所よ。

藤巻蛍の住所は、浅野台駅、和人の高校がる街だった。
自然と本屋に入ろうとする和人を、引き留める夏野。
「そこまでくると、もう病気ね」
受験なんかよりおまえのほうが大事なんだから、と受験の日の話をする和人だったが、夏野がそのワードに反応する。
「今なんて言ったのよ、もう一度言いなさいよ」
ともじもじしながら問う夏野。
「受験より、おまえの本の方が大事だって言ったけど」
「本?」
「そう、おまえの本」
勝手に勘違いしといて、デレた夏野が和人をお仕置き。
電柱に、怪しい人影が……

「約束、だよ」
窓辺で一人佇む映見が呟いていた。

廃工場跡を、近道だからと通る和人たち。
「思い出に浸っているところ悪いんだけど、私たち、囲まれてるわ」
温泉の時と同じように、商店街の人々が、大挙して押し寄せた。
これも藤巻蛍の仕業なのか? それを確かめる為にも、この状況を何とかしないと。
犬キャノン…
哀れ和人は先陣切って、人々の中へ放り込まれるのだった。
気付くと夏野が全部片付けた後だった。
「答えはあいつに聞いてみましょうか」
現れる、怪しい人影。とは、大澤愁山だった。
「で、どうしてこんなことをしたのか、説明して頂けますかしら?」
縛られて吊されている大澤愁山。
「これ以上、こんなことを続ければ、ついうっかりおもらししてしまうかも知れないぞ。儂ももう年だからな、下の具合はすこぶる悪いのだ」
下ネタかよ!
夏野に蹴りつけられる愁山。
「私の部屋に本を置いたのもあなたね? 警備会社のセキュリティを破ってどうやって進入したの?!」
「その警備会社のオーナーに頼んで、こっそり警報装置と部屋の鍵を外してもらったのだ」
「なんで警備会社がそんなことを」
「あの会社の社長は儂の幼なじみでな、小学生の頃、奴が大きいのを漏らしたのをかばって以来、儂の頼みは何でも…」
「下ネタかよ!!」
「なんでそんなことをしたの」
「決まっている、娘に頼まれたからだ。秋山忍に本を渡してほしいと」
どうしてあんなわかりにくいやり方をするのかと問うと、貴様は娘に悪影響を与えかねんからな、と。娘に近づくのも、作家を名乗っているのも汚らわしいと。
要するに親ばか父さんが娘可愛さあまりに暴走したってことか。
「娘をたぶらかす鬼め、悪魔め、腐れ外道め。所構わずハサミを振り回す無頼漢め! そんなことだから、暴徒に襲われたりするのだ!」
ハサミ一閃、縄を切り落とす夏野。
「やっとわかったわ、大先輩。今、そんなことだから襲われるんだって言ったわよねぇ。つまり、あの男達はあなたが仕掛けた訳ではないっていうことね」
「ということは、黒幕はこいつじゃなくて…」
「そう事件の黒幕はやっぱり藤巻」
娘には関係ない、全ては儂がやったことだと、娘は何も知らない、本当に何も…!
藤巻蛍の狙いが何かまでは分からなかった。
だが、娘はおまえに会いたがっている。

メモの住所は東川高校だった。
和人のクラス、二年A組、そこからいってみようか。
夏野とは別れて、和人は図書室へ。部屋の奥の小部屋に入る和人。夏野の大罪シリーズを押しのけて、出てきた原稿用紙の束。
そこへ、
「やっぱり和人くんなんだね…お帰りなさい、和人くん」
大澤映見がそこにはいた。

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2013年08月21日

「犬とハサミは使いよう ♯8 湯に入りて犬に入らざれ」


「刃物の聖地」の温泉宿にやって来た夏野と和人。旅行らしい。
大家さんにそっくりな女将に驚く和人。この世には似ている人が三人いるって本当だったんだな。
本棚があることに気付いてナイス旅館、と褒める。
夏野に招待された円香も合流して、「いつか義理の妹になるかも知れないんだから」と顔を赤らめる夏野だった。
床の間に飾ってある家族写真。夏野以外は光加工で見えなくしてある。
が、母と姉は豊満な胸。
夏野は父親似なんだな。
お姉ちゃんはお母さん似なのよね、特に一部分が。
お仕置きでハサミ柄に刈り取られる和人だった。

隣の部屋を見て、布団が一組しかないと円香。仲居さんに言ってきましょうかというのだが、夏野はそれでいのよと顔を赤らめる。
和人は「そーゆー趣味が?!」
と円香を布団に押し倒す夏野を妄想する。
当然、そんな訳なく、円香には別の部屋をとってあると。
荷物を置いてきなさいという夏野に従って、部屋を出て行こうとする円香はしっかり和人を抱きかかえていた。犬はいらないでしょうという夏野だったが、久しぶりに会えたんだし、兄弟水入らずを邪魔しないでほしいと円香に言い返される。
和人を巡って、険悪な雰囲気になる夏野と円香。
私を義妹とよぶな。
お義姉さんとよばせてあげるわ。
そこで夏野のスマホが鳴る。
「こんなことしてる場合じゃなかったわ。円香、折角だから、温泉に入りましょうか」
温泉に入りに行くことに。
絶対に覗くんじゃないわよ、と言い残して。

和人はロビーにあった新刊を読みに行こうとするのだが、あいにく先客がいたようで、既になく。

脱衣所で夏野たちは、部活の合宿で来たという桜と映見に出会う。
東川高校に来年から自分も通うと、受験もまだなのに宣言する円香だった。
映見の豊満な胸に、ジェラシーを感じる夏野。
周りをみても自分が一番ぺっちゃんこだ。
「何してるのかしら、あのバカ犬…!」
眺めるメモには「駄犬、女風呂でラッキースケベ」の文句が。風呂に行く前に覗くんじゃないわよ、と十分に興味を持たせるなどと、あえて覗かせるような作戦が書いてある。
和人は大人しく本の山に囲まれて読書をしていた。
そんな和人に向かって、
「覗くんじゃないって言ったわよね」
つまり覗けっていってんのよ、このバカ犬! てことね。

また例のメモを見ている夏野。十七時二十二分。ここ重要。
夕食に向かう。
ホントに偶然だけどこの時間だと綺麗な夕日が見られるはずよ。
ふすまをあけると、そこには頭巾をかぶり、縛られて釣られている怪しげな集団が。
こんな美味しそうな夕食を前にしてお預けなんて……
私たち教団Mの年に一度の慰安旅行に来てまして、と頭巾を取ると、柊だった。
窓の外には夏野を見張る人影が。

お泊まりデート一日目の夜。まずは添い寝から。
またあのメモを見ている夏野。
愛のしおりとか書いてるんですけど。
ふすまを開けると本を読みながら寝てる和人の姿が。
円香からは取り返したんだ。
何故か夏野にお仕置きされるのだった。

二日目は街ブラから。
メモを見つかって、見せろと和人にせがまれるのだが、そんなわけにはいかず…
ここでシャイニングな無駄に光り輝くあの人に出会う。
無視して通り過ぎる夏野と和人。
「砥石専門店アヌビス神」とう怪しげな店に入る。
と、そこにはあのメイドが。
砥石の良さでわかり合う二人。
お嬢様に温泉まんじゅうを買って帰らないと、と目覚ましが鳴ったメイドは去って行く。

宿の調理場では円香が和人の為にカレーらしきものを作ろうとしていた。
マグロイーターさえあればなぁ…
しっちゃかめっちゃかに食材を切り刻んでおいて何を言う。

斧川写真館に立ち止まる夏野。
あの写真はここで撮ってもらったのよ。
ちょっと寄ってかない? と、和人は誘われるのだが…
「何か、雰囲気おかしくないか?」
そういえば仲居さんの目があやしい。
私はハサジロウを温泉で裸になって研いでくるから、今度こそ絶対に覗くんじゃないわよ。とまた前振りをする夏野。
温泉でハサジロウを研いでいると、柊がまた変態発言をし、シャイニングな人まで入ってくる。

一足先に帰途につく桜たち。
一言挨拶したかったのに、どこにもいなかったね、夏野さんたち。

和人が廊下に出ると、刃物をもって目を光らせる宿の従業員たちが大挙して押し寄せてきた!
「夏野ーー!」
「待たせすぎよ、バカ」
桶で受け止められた全力疾走の和人。
そんなことより外が!
「こんな所にまでいるなんてね。新稲葉でも同じことがあったの。何度もストーカーみたいな奴らに襲われて。全員返り討ちにしてやったわ」
従業員たちが夏野に襲いかかる。
和人は助けを探すが、柊は踏まれて気持ち良くなってるし、マキシは衣装替え。誰も頼りにならない。
こうなったら体当たりだ、和人スマーッシュ。蹴散らされる従業員。
俺が時間を稼いでいる間に、早くハサジロウを完璧に仕上げるんだ!
桶をくわえて投げつける和人。すごい命中力だ。
「初めての共同作業ね」
と頬を赤くする夏野。
そこへ円香が助けに入る。マグロイーターを持って!
マグロイータータイプゼロ。
夏野のハサジロウも復活する。
次々従業員たちをやっつけていく二人。
その最中、例のメモを落としてしまった夏野。従業員たちに踏まれてボロボロに。
「よくも…よくも…」
夏野の怒り爆発。温泉が吹き上がる。

結局従業員の異常の原因は分からず仕舞い。
夏野を見張る怪しい人はいたけど…

家族写真のとなりには、帰りに写真館で撮った夏野と和人のツーショット写真が飾られていた。


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2013年08月14日

「犬とハサミは使いよう ♯7 犬も鳴かずば撃たれまい」


捜し物を手伝って欲しいと夏野に頼まれる和人。
で、一体何をかというと「ブラジャーよ。レースの入った黒いやつ」。
つける必要ないじゃん、というツッコミにより、おしおきに背中にアホと刻まれるのだった。
探すにもおまえの匂いがわからないと駄目だろうという和人に、それなら仕方ないわね、と一度は投げ飛ばしておきながらも、抱っこして匂いをかがせてやる夏野。
匂いをかがれてデレる夏野。
また簀巻きにされてつられる和人だった。
柊が来て、どうしたらそんな高度なお仕置きをしてもらえるんですかぁ、とうらやむ。
一回編集部へ戻ってまた呼び出されてんであろう柊も一緒にブラを探すのだが、和人は探すのをやめて本を読み耽るのだった。
「ご主人様の目を盗んでサボリだなんて、良い度胸じゃない」
本を取り上げる夏野。
「わかってるのか、おまえは今本に対する重大な罪を犯したんだぞ」
本の七罪を言って聞かせる和人だったが、途中でハサミが目の前に突き刺さる。あまりに退屈で寝ちゃってたという夏野。その割にハサミの狙いが正確だったんだが…
その時、棚の上からダンボール箱が落ちてきた。中身は「おっきくなるもん」豊胸グッズだった。
真っ赤になる夏野。
見ちゃった和人は当然おしおき。

捜索範囲を拡大する夏野。昨日汗を流したジムにやってくる。
「ああ、持ち帰るのを忘れたと。先生つけてなくても気付かなそうですもんね」
「このロッカーってかなり頑丈なの。強度を試してみない?その頭で」
で、めり込む顔、自虐プレイに移行。

「盗まれたという可能性はありませんか?」
柊がまともなこと言った。
「もしそうならその身をもって罪を償わせてあげないとね」
このマンションのセキュリティレベルでは下着ドロの可能性は限りなく低いでしょうね。
マッチョマンがやって来た。
「バストアップ」の単語に反応する夏野。
「ちょっと汗を流していこうかしら」
和人は部屋に戻って念願の読書。
身体に賭けていた布から何やらヒモが。引っ張ってみると、夏野の探しているブラジャーだった。
そういえば昨日、毛布だけじゃ寒いと思ってなにかかけるものを探していたような。
「バレたら殺される、リアルな意味でーーー!」

夏野が部屋に帰るとクローゼットが荒らされていた。
ブラの入った一番上の引き出し、「まさかここを開けようとして…」。
「とりあえず、あの犬に聞いてみないことにはね」

その頃和人はバックを背負って外を歩いていた。
証拠隠滅は完全に失敗。こうなりゃ絶対に見つからない場所に隠した後、知らぬ存ぜぬで通すしか…
すると弥生がやってきて、和人、ロックオンされる。
かばんをさぐられて、ブラジャーを取り上げられるのだった。
下着泥棒は犯罪だよ。こういうの魔が差したっていうんだよね。
弥生がおまわりさんの所へ行こうとするのを、身を挺してブラを奪い取り、走り去る和人。

本田書店では夏野が聞き込みをしていた。
和人はその姿の愛らしさから、この辺りの住民の間では有名らしい。
でも心配ですよね。この辺りで最近交通事故が多くて、と桜。
夏野が外へ出ようとした時、前回の自虐キャラが出てきてごちゃごちゃ言い始める。
夏野は軽くあしらって立ち去る。
歩いている夏野を伺う怪しげな影が。
「気のせい?」

夏野の殺気を感じた和人は、ブラジャーを埋めるべく、地面に穴を掘っていた。
歌が聞こえてきて、草むらから覗いてみると、メイドが歌い踊っていた。
科白パートに入った。
いつまで続くんだこれ。
あれ、この科白どこかで。
超従者黙示録だ。姫荻紅葉の著作。
歌い終わり、和人と目が合ったメイドは赤くなり、「見たの? 見たんだね?」
見られちゃった、どうしようと絶望するメイド。
「殺すか。うーんそうだね。お嬢様にも知られていない秘密を知られたからには、動物だろうと生かしておけないさ。きっちりキレイに清掃してあげるよ」
箒が分解して、刃物が出てきた。
メイドに追い掛けられながら、必死に逃げる和人。
道路に吹っ飛ばされて、中央分離帯に残されてしまった。
道路を横断しようとした時、前からトラックが。まだ死にたくないもっと秋山忍の本が読みたいー!
の声がとどいたのか、「簡単には死なせないわよ、バカ犬!」夏野に助け出される和人だった。
「人の飼い犬に手を出すなんて、近頃のメイドはしつけがなってないようね」
道路を挟んで睨み合う夏野とメイド。
焼き芋の歌声が聞こえてきた所で、
「命拾いしたね。でもあんたとはいずれ刃を交えるような気がするよ」

「あの屋台の焼き芋は最高さあ。きっとお嬢様もお気に召してくれるはずだよ」
車いすに座った着物姿の少女。これがお嬢様?

怪我はなかったかと和人を気遣う夏野。
礼を言う和人。
ブラジャーが見つかってしまう。
しかし夏野は顔を赤くして「見た、の…?」「って犬の刺繍?」「うん」
犬+ミニチュアダックスフンド=俺? 
赤くなって煙りを上げる夏野。照れているようです。
一転殺戮モードになった夏野に死の選択肢を与えられる和人だった。

夏野を監視するかのような怪しい影が……



posted by 松風久遠 at 17:43| Comment(1) | TrackBack(1) | 犬とハサミは使いよう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月07日

「犬とハサミは使いよう ♯6 雨降って犬固まる」


本田書店へ和人は本を買いに。
夏野に本名を書いてもらい、それを店員の桜に渡して買っているのだろう。
バッグを装着して本を買う姿は健気ですらある。
弥生が帰ってきて、和人をモフモフする。
「もうすぐ新稲葉からいなくなっちゃうかも知れないんだった」
意味深な科白を吐く弥生だった。

「そういえばもうすぐ新稲葉からいなくなっちゃうかも、なんて言ってたけど…」
「夜逃げでもするんじゃないの?」
本田書店で本が買えなくなる、本が買えなくなる…
「俺とあの本屋の間には、聞くも涙、語るも涙の話があるんだよ」
話を夏野に聞いてもらえなかった和人。
「仕方ないわね、聞いてあげるわよ、あなたと本田書店の出会いの話とやらを」

あれは去年の春、高校に入るため、新稲葉を訪れた時のこと。その日は住谷荘の管理人さんと始めて挨拶をする日だった。約束よりも一時間も早く着いてしまった和人は、本を求めて駅前の本田書店に入ったのだった。
店の中では客がクレームを付けているところだった。
秋山忍の傲慢。我慢出来なくなった和人は、割って入って、客に説教を始める。
時はすぎ、客はとっくに帰ったのにまだ説教を続けていた和人。
そこへ金属バットを振り上げた店主が和人に襲いかかる。
間違いとわかるなり、土下座。
お詫びに家の本を一冊持っていってください、と。サービスとはなんて良い店なんだ、と和人は喜々として本を選ぶのだった。
「これは大手書店でも希なマニアック本だ…! これがあるとはこの店やはり……!」
「お客さん、それを手にしたね、あんた…」
『この店主、この客、ただ者ではない!』
ついでにポイントカードも作っとくか、ちょっとおまけしとくね、と店主。
気が付けば午後五時、二時間のタイムロス。
慌てて書店を出る和人。
駅前ではどこから突っ込んで良いかわからない人物が待っていた。

回想開けると、夏野は寝ていた。
これはリベンジのチャンスでは、と貧乳を連呼する。
夏野覚醒。「九回ほど殺すわ」刈られる和人だった。

「本田書店の件、調べてみるか」
と、書店を訪れる和人。中では桜と弥生が言い争っていた。
和人を連れて店を飛び出す弥生。
「お姉ちゃんはお店がなくなっちゃってもいいと思ってるんだ」
「だから弥生、色々考えたのに」
「お店繁盛の秘密兵器なんだよ!」
旗つきの帽子を取り出す弥生だった。これを被るのは和人の役目だった。
「本田書店、本田書店をお願いしま〜す」
商店街を練り歩く弥生と和人。
女子高生に抱っこされてモフモフされる和人をネットで見て、殺気を飛ばす夏野だった。
アフロにも会う。この黒いマリモ被った人呼ばわりの弥生。
無駄に輝くあの人も現れた。
キラキラに感動した弥生は黒服に入れてもらう。
本田書店が輝いていないのなら、私が輝かせてあげるわ、とマキシ。
それはイヤだという弥生。
「パパのお店が好きだもん」
駆け出す弥生を追う和人。
夕刻、弥生を心配して店の前でうろうろしている桜。
そこへアミがやって来て、本を手渡す。
読んでおくね、という桜に、ネガティブ思考のアミはどんどん自虐的になっていく。
今度はネガティブキャラか。

帰り道がわからなくなった弥生は、泣き出す。
和人は道なら自分がわかるから、と励ますのだが。
お菓子で釣ってみるものの、弥生には通じず。
本気で泣き出した弥生に手を焼いていると、そこへ夏野がやって来て、発信器をつけてあることを殊更言う。
帰りましょうという夏野に、今日は帰りたくないという弥生。
「何で帰りたくないの?」
「お姉ちゃん、弥生のこと怒ってるから」
謝りに帰ることに。
開口一番、出て行ったきり戻ってこないから、心配したのよと桜。
ごめんなさい、夜遅くなちゃったことも、お姉ちゃんを大嫌いっていっちゃったことも。
いいのよ、いいんだから、と弥生を抱きしめる桜だった。
「知り合いにこの店の熱狂的なファンがいるの。お店がなくなったら悲しむのもわかるわ。で、その辺りどうなのかしら、本当にここ、潰れるの?」
「そんなことありません!」
誰がそんなことを? その弥生がよ。
父母の喧嘩を見て、離婚→一家離散→慰謝料→天涯孤独になると思ったようだ。
お父さんとお母さんは本気で喧嘩してるわけじゃないのよ、と桜。
「ほんと? だっていつもパパがママにすっごく殴られて」
そこへ転がってくる店主。
「大丈夫、これはこれで愛情表現なのよ」
結論、私たちが離れ離れになることも、お店が無くなることもないのよ。

言葉が通じるって大事なことだよな。
恩人の夏野にそのへん言っといた方がいいんだろうか、と考える和人だったが、帰ったらお仕置きね、の言葉に考えを変える。
「ねぇ、今私に感謝してたでしょー?」
「全然−!」


posted by 松風久遠 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬とハサミは使いよう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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