2013年12月31日

「エルエルフ×ハルト」 その3


大晦日ですね。
今年最後の更新がエロ小説ってのが、うちらしいといえばうちらしい(苦笑
需要のある「エルハル」をお届けします。検索で来る方も多いようなので。
ってもジャックした状態で話は進みますので、肉体的にはエルハルなんだけど、精神的にはハルエルなんですよね。エルハルエルとでも言った方がいいんでしょうか。

正月三が日は更新をお休みさせて頂きます。
次回更新は1月4日です。皆様、良いお年を。



 薄暗い倉庫の中で、エルエルフはリーゼロッテを救えたかも知れない可能性のシミュレーションを繰り返し考えていた。分岐点で何度も何度も、どうすれば救えたのかを考え続けて、床や壁、天井に至るまでぎっしりと過程を書き込んでいた。
 結論、どうやっても彼女は救えなかった。
 エルエルフの意識は泥に沈む。
「エルエルフ、夕飯だよ。少しは食べないと、身体に障るよ。入るからね」
 ドアがスライドして、食品トレイを持ったハルトが入ってきた。廊下の明かりも一緒に倉庫に差し込んで、その有様を照らした。
 エルエルフは仰臥したまま、ハルトを見た。
「何も、食べる気がしない」
 低い声が倉庫に響いた。
「君の好きな羊羹もあるよ。一口でいいから食べてよ」
 ハルトの声には悲壮感が滲んでいた。戻ってから倉庫に閉じこもって、エルエルフはいつから食事を摂ってないのだろう。
 救えなかったリーゼロッテのことばかりを考えて、悲しみを忘れようとしている。いや、悲しみに目を向けないようにしている。
 明かりをつけないまま、ハルトはエルエルフに歩み寄り、トレイを床に置いてから自分も膝をついた。
「ルーンが足りないんだ。補給させて」
 のろのろと、エルエルフはハルトを見た。
「記憶が消え始めてる…戦えば戦う程、ルーンの消費が増えてるんだと思う」
「………」
 エルエルフは半身を起こし、ハルトに向き直った。
 ハルトはエルエルフの服の前をくつろげると、その白い首筋に噛みついた。
 細胞が変容して、ルーンが吸血される。
 次の瞬間、ハルトはエルエルフの身体に、エルエルフはハルトの身体に意識が入れ替わっていた。
 ハルトは強烈な飢餓感に襲われた。腹が減って死にそうだ。直ぐに隣に置いてあるトレイを取ると、もの凄い早さで食べ始めた。
 エルエルフの身体で食べる羊羹は、いつもより美味しいような気がした。
 最後にドリンクを流し込んで、早急な腹ごなしは終わった。
「やっぱり、お腹減ってたんじゃないか」
 自分で自分に話しかけるのは、いつも奇妙だ。目の前の自分は不安そうな、今にも泣き出しそうな顔をしている。
「救えなかった、彼女を…俺たちのために死んだ」
 ハルトの身体で涙腺が弱くなったのか、エルエルフはぽろぽろと涙を零し始めた。
 そんな彼が可哀想になって、ハルトはエルエルフを抱きしめた。
 すると、エルエルフもハルトの身体に腕を回して嗚咽をもらした。
 端から見ると、ハルトがエルエルフにしがみついて泣いているようだが、実際はその逆、エルエルフがハルトに泣きついているのだ。
「君は最善を尽くしたよ。彼女のことは気の毒だけど、いつかまた、きっと会える」
 言いながら、ハルトはさっきとは違う飢餓感を覚えていた。これは性的なものだ。
 エルエルフにすっかり飼い慣らされて、自分でも欲するようになってしまったのだ。
「僕が、慰めてあげる」
 泣きじゃくる自分の顎をくいとあげる。そして顔を近づけると、そのまま唇を重ねた。
 幾度となく情事を重ねてきたが、キスをするのは希だった。
 互いを思いやるような仲ではなかったので、エルエルフは自らのオーガズムを獲得すると、ハルトのことなどほっといて、さっさと行為を終えてしまうこともしばしばだった。
「ん…ん…」
 下で上あごを刺激されて、エルエルフが喘いだ。ハルトは自分が感じるポイントが何処かを必死に探し出しながら、エルエルフの舌を吸った。
 唇が離れると、銀の糸が引いた。
 ハルトはエルエルフの服に手をかけ、脱がし出した。まるっと裸にむけば、お次は自分の服を脱いで生まれたままの姿になった。
 自分の身体を自分で眺めるのも奇特なものだ。中々出来る体験ではない。
「触ってもいい?」
「ああ」
 この日のエルエルフは奇妙にも従順だった。 交わることで、リーゼロッテのことを少しでも忘れたいのかも知れなかった。
 ハルトはエルエルフの首筋から鎖骨に向かって舌を這わせた。その間にも両の手で花の飾りを刺激する。段々とこりこり固くなってきて、やがてピンと立ち上がった。
 知らなかったが、自分の首筋も結構舌触りが良かった。
「ああ、あう、ああ」
 エルエルフから声が上がる。
 それを良しとして、ハルトは自分の身体を舌で舐め回した。たまに歯を立てることも忘れない。エルエルフに開発された身だ、やられたことを隅々までやり返すだけである。
 みぞおち辺りを撫でてやると、エルエルフの肉茎が大きく伸びた。
「僕のことは僕が一番知ってるんだもんね」
 そういうと、ハルトはエルエルフを抱きしめた。互いの温もりが混じり合い、えもいわれぬ快楽が二人を包む。
 身体をこすりつけあいながら、また口づけを交わす。お互いがお互いにお互いをこすりつけあって小さな火花を散らすかのような快楽をむさぼる。
 ハルトは自分自身の肉茎も膨らみ始めたのを感じた。
「エルエルフ、四つん這いになって」
「なにをする気だ」
「いいから」
 ハルトはエルエルフの肉茎の先に温順に触れて、いきそうでいけない状態に持って行った。
「苦しい」
「ああ、触っちゃだめだよ」
 ハルトはエルエルフを逆さまにすると、そのまま四肢を立たせて四つん這いにした。
「バックからやるつもりか…」
「うん、そうだよ。自分の顔見ながらやるなんて嫌だから」
 双丘を割って、現れた秘所をハルトは物珍しげに眺めた。初めて見る自身の秘所。ここでいつもエルエルフを受け入れていたのかと、不思議な思いで見つめる。
 人差し指で触れると、難なく入り口は開いて飲み込んでしまった。中は暖かく湿っていた。指を奥まで入れた時、エルエルフが喘いだ。
「ああっ!」
 ハルトは指を二本に増やし、ぐるぐる回しながら直腸をいじり回した。すると、しこりのようなとっかかりがあるのを発見し、押してみる。
「あうっ…!」
 悲鳴に近い声をエルエルフが上げた。
 どうやらここがエルエルフの良いところらしい。ハルトは面白くなって、そこを刺激し続けた。
 エルエルフの歌うようなあえぎ声がしばらく続いた。
「挿れるよ」
「な…本当に後ろから…?!」
 やめてくれというような悲嘆にくれたエルエルフの声を放っておいて、ハルトは右手を自身にあてがって、くつろいだ秘所の入り口へ押し込んだ。
 広げてあっても、中は狭く、苦しかった。
 それに負けじとハルトは腰を進めた。
「入った……!」
 最深部まで達した時、ハルトはある種の達成感を感じた。
 まるでエルエルフを攻略したようだ。だが、犯しているのは自分自身であるが、犯されているのも自分自身なのだった。
 そう考えると、頭がおかしくなりそうだった。
 ハルトは目を瞑り、腰を引いてぎりぎりまで自身をエルエルフから抜き、引いたところでまた入れるという行為を繰り返す。
 逐一上がるエルエルフの嬌声が耳に心地よい。
 規則正しい肉のぶつかる音と二人の声だけが薄暗い倉庫を支配していた。
 やがてその時がやってくる。
 絶頂を迎える時が。
「ああっ、エルエルフ!!」
「リーゼロッテェェーー」
 ほぼ同時に二人は達した。
 ハルトは肩で息をしながら、エルエルフから離れ、床に仰向けに倒れた。
 エルエルフはその場に崩れ落ちた。
「どう…? ちょっとは元気になった?」
「何だと?」
「あれ? 間違ってた? 僕のやり方」
 しばしの間があって、
「いいや、正解だ。俺たちの関係ではこのやり方が正解だ」
 この行為がハルトの優しさという思いやりだということに気のつかないエルエルフではあるまい。
「だったら良かった。これでゆっくり寝られるね」
「…ああ。おまえのキスは羊羹の味がする」
 ふい、とエルエルフはそっぽを向いてしまった。
「しょうがないじゃない、食べた後なんだから」
 ジャックが解けた後も、二人は服を着ることもなく、裸のまま抱き合って眠った。
 お互いの温もりを分け合いながら。
 この先、悲しい別れが待っているとしても、今はただ眠れば良い。
 そんなエルエルフの優しい声が、ハルトの夢の中で響いていた。


絶頂時にリーゼロッテと叫ぶエルエルフに合掌(笑
傷心の身なのでハルトを受け入れたエルエルフさんでした。
もう一度噛みついてジャック解けばいいじゃん、という突っ込みはなしの方向で。
あれって時限性なのか、カミツキによる外部刺激で戻るのか、はっきりしないんですよね。
たぶんこれが最後のエッチで、私が書くのも最後かと。
ではでは〜

posted by 松風久遠 at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ヴァルヴレイヴ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。