2013年09月14日

運命以前19


運命以前第十九回をお送りします。

ようやくシンとレイのエロです。
シンも十五になったからいいよねってことで。
てなわけで18禁です。十八歳未満の方は読まないで下さい。
頭が悪くなります。

では、どうぞ。




19 初体験


 シンがレイプ未遂にあって、負った恐怖という傷が塞がってしまう前に、セックスは心地良いものだ、気持ち良いものだ、と新たな記憶をすり込む必要があった。
 急いては事をし損じるというが、今はその限りではないだろう。

「ふあああ」
 シンは欠伸を一つして、そろそろ寝ようかと思っていた。だが、レイが目の前にやって来て、真っ直ぐな瞳で言うのだ。
「シン、俺はおまえのことをもっと知りたい。俺とセックスをしてくれないか」
「ふえ……?」
 シンの眠気はレイの言葉によって吹き飛んだ。
「な、なに言ってんの、レイ……」
「ダメか」
「レイは俺のこと好きなの? 好きだから…その、エッチしたいの?」
「それは…たぶん、そうだ」
「ホントかなぁ……」
 シンはしばらく考えた。考えた上で結論を出した。
「……いいよ。レイとなら」
「いいのか?」
 レイの真面目くさった顔が、花がほころぶように笑んだ。
「痛くしない?」
「努力する」
「優しくしてくれる?」
「出来るだけそうする」
「じゃあ、いいよ」
「俺はシャワーを浴びてくる。その間心の準備をしておけ。それから、アロマランプを焚いてもいいだろうか」
「う、うん」
 レイはアロマランプをセットすると、喜び勇んでバスルームへ消えていった。
 シンは既に風呂に入って、後は寝るだけの状態だったので、大人しく心の準備とやらを始めた。
 三十分程してから、レイが風呂から上がってきた。腰にタオルを一枚巻いた姿で現れた。
これからすることを考えれば、効率の良い姿ではあったが、余りにも有り体ではないか。
「シン」
「は、はい?」
「おまえも服を脱げ」
「ちょっと待って。確認しておきたいんだけど、やっぱりレイが男役で、俺が女役なのかな?」
「当然だろう」
 やっぱり、とシンは肩を落とした。薄々勘付いていたことではあるが。
「服脱げったって。こんな明るい所で。恥ずかしいよ。明かり消そうよ」
「何を言う。暗くてはおまえの顔が見れない」
 シンの希望はあっけなく却下された。
「さあ、脱げ。それとも脱がせて欲しいか」
「いえいえいえ、自分で脱ぎます」
 シンは慌てて寝間着を脱いだ。えい、ままよと下着も脱ぎ捨てた。これでも七キロ増えて筋肉もついたのに、弱々しく痩せて見えるのは何故だろう。
 一方のレイもバスタオルを外して、一糸まとわぬ姿になっていた。
 およそ無駄のない完璧な身体だった。シンの理想を形にしたような肉体美だ。
 それにレイの肉茎は性器というより、どこか植物めいていて、ちゃんと男性として機能するのかどうか疑わしかった。
 お互いがお互いの裸体を凝視しあって、奇妙な沈黙が部屋に落ちた。
 アロマのどことなく甘い香りが鼻をかすめた。
「さあ。始めるぞ」
「う、うん」
 レイがシンのベッドにやって来て、二人は座ったまま向き合った。
 レイがキスを仕掛けて来て、それが始まりの合図だった。
 レイの舌は縦横無尽にシンの口内を駆け回り、好き勝手に暴れ回った。
「ん…ん」
 シンはそれを受け止めるのに必死だ。レイの舌がシンの舌に絡みついた時には、シンも出来るだけ絡みついて応えた。
 レイの舌が口を離れた。
 シンの耳元で、熱い吐息を吹きかけた。
「おまえはどこが感じるんだろうな」
 ダイレクトに熱が伝わって、シンは身震いした。かっと顔が赤くなる。
「あっ」
 レイはシンの耳を隅々まで舐め回し、シンの羞恥を誘った。ぺちゃくちゃと水音だけが耳を支配し、まるで全身が耳になってしまったかのようだった。
 レイの舌が首筋をすべり、シンの花飾りまで辿り着いた。右側を舌で、左側を手で刺激する。
 右側では舌が、突起を柔らかく舐め回したかと思うと、潰すように圧力をかけてくる。歯が時折甘噛みをする。
 左側では手が、乳頭を引っ張ったり、乳輪に沈めたりして遊んでいた。
 くすぐったくて、シンは身体をくねらせた。
「あ、ああん。くすぐったいよぉ。れい」
「余裕だな」
 突起に噛みついて、思い切り吸ってやる。
「ひゃあっ……!」
 シンの突起はどちらも赤く熟れて、ピンと立ち上がっていた。
「感じているんだろう?」
「そんな…こと……ない」
 シンが快楽に耐えるかのように、顎をのけぞらせた。その喉元にレイは噛みついた。
 同時に両手で花飾りを押しつぶした。
「あうんっ」
 シンも負けじと倒れてくるレイの胸へ手をやった。淡いピンク色のそれを紅くなるまでいじくり回した。
 レイは乱暴なシンの愛撫に耐えながら、びくともせず瞑目していた。快楽を追っているようだった。
「んん……」
 シンはレイの喘ぎ声が聞けて満足だった。
 レイは再び口づけすると、完全にシンをベッドに押し倒した。
 レイの体重がシンの身体に乗っかって、ベッドのスプリングが軋んだ。
 生々しい。熱い吐息も、胸の鼓動も、触れあう肌も、全てが生々しかった、
 二人の胸が重なり、どちらもがお互いの鼓動を感じ、ピンと立った花びらを感じていた。
「焚いたアロマはイランイランといって、そのリラックス効果により、ストレスを取り払って性欲を喚起するということでもよく知られているそうだ。ある国では、新婚カップルのベッドにその花びらをまくという風習もあるそうだ。どうだ? 甘い香りは届いているか?」
「うん、なんか甘い匂いがする::」
 そのせいなのか、さっきから頭がぼーっとするのは。
 レイの舌は肉の薄い腹を通り過ぎて、淡い茂みを越えてきた。少し主張し始めたそれを、レイはまじまじと見つめた。
 まだ皮が半分被っている。
 レイは唾液を多く出してふやかし、癒着している部分に舌を絡めた。器用にも少しずつ皮を下ろしていく。
「いたっ、痛いよレイ……」
 シンに我慢しろと言わんばかりに、ふぐりに手をかけ揉んでやる。
 十分にふやかされた所で、レイは手を使って皮を一気に引き下ろした。
「痛いっ!」
 痛みを訴えたシンだったが、それもすぐに忘れる程の快楽が襲ってきた。
 外気に触れたばかりの、生まれたての部分にレイが舌を絡めたのだ。
 当然、皮に隠れていた部分だから、その分汚れも溜まっている。レイはそれを刮ぎ落とすように舐め取ったのだ。
 味わったことのない、激しい感覚にシンは痛みも忘れて浸りきった。
「ああああんんん」
 シンはレイの首に両足をクロスさせてつかまり、もっともっとと言うように性器を押し付けた。
 レイは生まれたばかりの亀頭を甲斐甲斐しく舐め、つるつるとした感触を味わっていた。
「も、もうだめ……出ちゃうよ」
「一度出せ」
 レイは両手でシンの肉茎を握り、皮を上げ下げしながら、亀頭を思い切り吸った。
 シンの身体が弾けた。
 レイはシンの出したものを飲みきれずに、ティッシュペーパーに吐きだした。
 あまりにも大量で、余りにも濃かったのだ。「おまえ:最後に出したのはいつだ」
「ええ……? ううんと……戦争が終わる前だから……」
「もういい」
 レイは早々と見切りをつけ、次の作業に移った。
 クロスされている足を肩にかけ直し、自ら後ろに退いて、シンの秘所がよく見えるようにした。
 そして、レイはシンの尻を割ると、その奥に舌を伸ばした。
「ひゃあ」
 シンが驚いて身を跳ねさせる。
「レ、レイ…何してんの?」
「穴を、舐めている」
「えええ、汚いよぉ……」
 ぴちゃぴちゃと穴を舐める音が響いて、シンはたまらなくなった。
 段々、舌の存在を感じるようになって、益々恥ずかしくなった。
 レイの舌はシンの菊座を潤し、緩ませ、その中への進入まで果たした。
 えぐみが無くなり、肉の味がしてきた頃、レイは舌を抜いた。
 アンラから持たされた香油を取りだすと、手に垂らした。たっぷりと温めながら、指に絡め取る。
 その香油にまみれた指をまずは一本、シンの菊座に埋めた。第一関節まで楽に入った。次に第二関節、ついに中指がすっぽりと穴の中に入った。
「あ、あ、なんか変な感じがするよぅ」
「我慢しろ。すぐに良くしてやるから」
 指を二本に増やし、シンのいいところを探す。それを直ぐに探し当て、レイは引っ掻くようにして刺激した。
「ああああ!!」
 シンが絶叫した。
「いいよ、そこイイ。すっごく」
 シンは自らも腰を揺らして、レイの指にその部分を刺激させようとする。
 盛りのついた犬か。
 お望み通り、レイは指を三本に増やして、前立腺を押し、引っ掻いてやった。
「ひいいいい!」
 シンは二度目の絶頂を迎えた。鈴口から大量の白濁した液体が飛び散った。
「ああああ……」
 快楽に陶酔するシンは、ぞくりとするほど艶っぽかった。
 レイが兆して仕舞うほどに。
「そろそろ俺も、絶頂が近いようだ」
 レイは担いでいたシンの足をそのままに、レイは自らの肉茎をシンの内部へと推し進めた。香油の手伝いもあって、挿入は案外上手くいった。
 シンの身体を折り曲げ、奥へ、奥へと進んでいく。
「うううう」
 シンがうなり声を上げた。
 かなりきついようだ。シンの中がレイの形になるまで、レイは辛抱強く待った。
「動くぞ、いいか」
 真横にあるシンの顔に訊いてみる。
 シンは目を瞑ったまま、うんうんと頷いた。 レイはシンの頭の両脇に手を突き、腰を思い切り動かした。
 下でシンもレイに合わせて腰を振った。
「あっ、あっ、あうっ」
 シンの鈴口からは、だらだらと先走りの汁が流れ落ちていた。
 きゅううと、括約筋を収縮させた時、レイの質量が増して、その存在をシンに教えた。
 今、自分はレイに犯されている……! そう思っただけで震えるような興奮を覚えた。
 律動が激しさを増し、レイに肉茎を突かれたその時、シンの絶頂がやって来た。
「ウ○コ漏れちゃうーーーーッ!」
「ああっ」
 レイも同じくして極めたようだった。
 シンの中に生暖かい精液が吐き出されたのが、恍惚感の中にあっても分かった。
 世界が白んで、シンの全部はレイに支配されていた。
 抜こうとするレイに、
「まだ、抜かないで、そこにいて……」
 と、イッたばかりの濡れた瞳でレイを引き留めた。この顔に逆らえる者がいるはずがなく、レイはそのまま、シンにキスをした。
 この後も二ラウンド、三ラウンドと行為は続き、お互いがお互いの身体に溺れたのだった。
 余談ではあるが、行為の後の後始末の際に精液を掻き出すレイの指に敏感に感じるようになって仕舞ったシンが、二度もイッてしまったのはご愛敬である。

 翌日は腰が重だるかったが、足腰が立たないということはなかった。
 通常通り、レイと早朝ジョギングをし、その流れで朝飯を食べに食堂へ行く。
 そこでシンは夕べのことをレイに訊いてみた。
「レイ、あのその、昨日のあれ、良かった?」
「ああ、良かった。おまえも大人しく、暴れなかったし」
 レイはもっと抵抗されると思っていたのだが、意外にもシンは従順でアンラの教え通り事を運べたのだ。
「そっかぁ、俺たち相性いいのかな?」
「そうじゃないか」
「やったね。あんなに気持ちいいなら毎日でもいいや」
「毎日はどうかと思う」

 他人にしがみつくのが、こんなに楽になる手段だとは思わなかった。特に優しき者に。
 シンはそれを初めて知った。
 レイとの交わりはとんでもない喜びをシンにもたらしたし、行為の間は何も考えずにすむ。それがシンにとっては重要だった。
 不安は吹き飛び、心配は消えて無くなる。
 眠っても悪夢は見ない。
 それでレイも喜んでくれるなら、そんな良いことはないではないか。
 望む行為ではなかったが、搾取されている感覚はない。むしろ充足感を得られる。
 レイには快楽と支配を。
 自分にはレイと充足を。
 肌を重ねるのも、取引として悪くない。
 シンは味を占める。
 いつでも欲しくなったら言って。
 俺、いつ、どこででも応えるから。
 俺が好きなのはレイだけだから。
 それをよく分かって覚えてて。


 そして瞬く間に十日間は過ぎた。シンのトレーニングも実を結んで、少しは筋肉が付いたようだった。。
「よーう、アス子。元気だったか?」
「元気だったに決まってるじゃん」
「よーう、アス子。元気だったか?」
「元気だったに決まってるじゃん」
 昼休み、ヨウランたちが帰ってくるのを出迎えたシンは、土産話をたくさん聞いた。
「シンちゃん、何だか表情が明るくなってない?」
「そうかな?」
「なんか良いことあったのかな?」
「へへへ、あったよ」
 シンは照れ笑いをした。
「レイとやっちゃった」
「ええっ!」
「マジでか::」
 ヴィーノは椅子から立ち上がり、ヨウランは頭を抱えた。
「ぶっちゃけ、すげー気持ち良かったよ。簡潔に言うと、レイのスキルが高度だった」
 二人はまんじりとシンを見やった。
「変態とでも何とでも言えよ。変態呼ばわりでも何でも蔑めばいいさ。でも人類はすげーんだ。男の子舐めんなよ!」
「いや、別にしねーけどさ」
「いつかこんな日が来ると思ってた。お兄さん悲しい」
 愛じゃないし恋でもない。
 その辺は割り切っているから、欲しいものを分け合うのだ。
「これから巻き返して絶対赤服着るよ。目指すはエースパイロットだぜ」
 腕を空に伸ばす。
 太陽を掴む。
 その光はシンの胸に炎を灯す。
「じゃ、行くよ」
 走り去る後ろ姿が、赤服のコートに見え。
「あの子はどこに行っちゃうんでしょう?」
「そうさねぇ、シンの青い鳥は飛び立ったんだよ。殻を破って新しい世界に」


                                     つづく。


お粗末さまでした。
だから、エロは苦手です。
後悔ばかりが先にたちます。もう少し上手くかけないもんか。





posted by 松風久遠 at 16:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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