2013年09月07日

運命以前18


はいはーい、運命以前第十八回をお送りします。

サブタイトルは「見学」。
これでだいたい話の概要はおわかりでしょう。
完全に十八禁です。未成年の方は読まないで下さい。
あと、大きいお兄さんも。(笑

では、どうぞ。




18 見学


 何を血迷ったのか、レイが突然こんなことを言い出した。
「シンとセックスがしたい。やり方を教えてくれ」
「!」
 アンラはその場にふらふらと倒れ込んだ。
「本気ですか? いつの間にそんな仲になったんです?」
 この間まで恋であってたまるかと、断言していたのに。
 レイとは幼少のみぎり、「アンラは僕の家来」と宣告された仲であるから、何を言われても反抗は出来ないのだが。
「色々とあってな。おまえも一端を担っているのを知らないとは言わせないぞ」
「わかりました。明日俺の部屋へ来て下さい。詳細はまたメールします」
「ああ、わかった」
 強姦未遂のことがあって、レイの気を急かしたのを、背中を押したのをアンラは知らない。
 折しも狙いが上手くいったとは夢にも思っていなかった。

 翌日、指定された時間にレイはアンラの部屋を訪れた。
 部屋にはアンラだけがいて、同室者は出払っているようだった。
「てっきり同室者と出来てるんだと思ったんだがな」
「俺にも好みというものがあります。貴方と一緒にしないで下さい」
 手近な所で手をつけた、と受け取ったレイは多少気分を悪くした。
 だが、事実は事実だったので、異は唱えないでいた。
 アンラはデスクの椅子をガラガラ引いてきて、ベッドの前に置くと、
「ここで見物していて下さい」
 レイに座るように指示した。
 レイは言われた通り、椅子の背を前にしてそこにもたれ掛かるようにして座った。
 それから十分程して、インターフォンが鳴った。
『コテナ・アマヒコです』
 線の細い少年の声が室内に響いた。
 アンラが窓口まで行って、入って下さいとドアを開放した。
 入ってきたのはシンと同じような背格好の可愛らしい少年だった。
 薄紫の髪を肩口で切り揃え、横髪をピンで留めている。萌葱色の大きな瞳がどこか不安げに揺れていた。両手を後ろに組んだまま、アンラの前でじっとしている。
「彼がレイ・ザ・バレルです。彼の前で出来ますか?」
 少年はゆるゆると視線をレイにやったが、目が合うと顔を赤くして俯いた。
「はい、出来ると思います」
 コテナは消え入りそうな声で答えた。
「良い子ですね」
 アンラが彼の頭を撫でた。
 コテナがまた顔を赤くした。
「今からそれでは、困りましたね」
 レイは思った。この二人の間には主従関係が既に確立されているのだと。
 アンラがコテナの手を引き、レイの前を通ってベッドに向かう時、コテナがちらりとレイを盗み見て、また顔を赤くしたのをレイは見逃さなかった。
 これから何が始まるのか、よく分かった。
「シャワーを浴びなくて良いんでしょうか」
「そんな悠長なことをしていたら、夕飯にありつけなくなりますよ」
「そうですね。すみません、余計なことを言って」
 分かってはいたが、レイは一応尋ねた。
「今から、目の前でやるのを見物するのか」
「そうです。百聞は一見にしかずです。さすがの俺も口で説明しようがありませんからね」
 それにしても、百八十近いアンラと百五十足らずのコテナの、両者の体格差で行為が成り立つものなのだろうか。
「じゃあ、始めますから。適当に見ていて下さい」
 適当に茶と茶菓子を突いといて下さい、と同じトーンでアンラは言った。
 この男に羞恥心はないのだろうか。
 それはレイにも言えることだったが。
 コテナをベッドに座らせ、自らはその前に跪きながら、アンラは少年の両頬を包み込むようにして両手で撫でる。
「君はいつ見ても可愛いですね」
 手が両耳の上のピンにかかり、外してゆく。髪がはらりと落ちる。その髪を手ぐしでとかしながら、キスを始める。
 最初はついばむように優しく、やがて深く舌を出し入れするようになる頃、手の方も愛撫も忘れず、首の後ろをくすぐっている。
「ああん、ああん」
 コテナから喘ぎ声が漏れる。
 キスを続けながら、制服を脱がしてゆく。ジャケットを脱がし、カッターシャツのボタンを器用に外していく。アンダーシャツを脱がす間、唇が離れたが、その時コテナは物欲しそうな表情でアンラを見つめていた。
 ベルトのバックルに手がかかり、外されるとアンラはスラックスを下着ごと脱がした。
 コテナの恥部が丸見えになる。
「あ……っ」
 羞恥でコテナの顔が真っ赤になる。
 コテナのやや小ぶりなそれは、兆し初めていた。
「慣れない内は、我慢がきかないので、先に一度イカしてやるのがいいでしょう」
 もちろんコテナは慣れていない訳がなかったが、我慢がきかないタチであることはわかった。
 アンラはコテナの肉茎にしゃぶりついた。
「あっ!」
 アンラの攻めは止まらない。横咥えにして上下に動いたり、裏筋を舐め上げたりと忙しい。鈴口を舌先でくじられた瞬間、コテナは果てた。
「やあぁあぁーーッ!」
 アンラはコテナの出したものを飲み下していた。
「あ、アンラさま:ずるいです、アンラさまも服を脱いで下さい」
 肩で息をしながら、コテナが物憂い調子で苦言した。
「その方が興奮しますか?」
「は、はい」
「では、脱ぎましょう」
 アンラは制服を手早く脱いで、素肌をさらした。
 鍛え上げられた肉体だった。細い筋肉を全身に鎧のようにまとっている。
 この肉体相手では、シンとてサシでやっては負けるだろうと思われる。
 持ち物も立派で、この小柄な少年に太刀打ちできるのかどうか。
「前戯は長めにゆっくりと」
 アンラはコテナをベッドに組み敷いて、耳から首筋から、乳首からを順序良く愛撫していく。紅い花が少年の薄い皮膚に刻まれて咲いていった。
 アンラは特に乳首への愛撫をしつこく行った。花のように色を帯びて咲き開くまでしっかりと。
「アンアン……っ」
 コテナは子犬のように鳴いて、愛撫に酔いしれ痺れていた。
「レイが見ていますよ」
「言わない…でっ」
 コテナはレイの視線を感じて全身を赤くした。
 アンラは一度コテナから離れると、サイドボートから何やら小瓶を取りだして持ってきた。
「それはなんだ」
 レイが尋ねた。
「これはローションです。これの助けなくして念願は成就しませんから」
 コテナを裏返し、尻を高くするように言いつける。ローションを手に垂らし、温める。温めたそれを指で掬うと、双丘の奥の秘書にねじ込んだ。
「ひゃあっ」
「力を抜いて、ゆっくり息をしなさい」
 指を二本、三本と増やして行きながら、ローションの滑りも借りてアンラはコテナの菊座を広げていく。取っ掛かりを探して、中を動き回る。やっとの事でそれを見つけると、力を込めて刺激する。
 コテナの身体が一際大きく跳ね上がった。
「だめ、そこ…だめですぅ……!」
 目尻に涙を浮かべてコテナはよがった。
 白い尻がぶるぶる震える。
「ここをほぐすのに努力を怠ってはいけません。しっかり広げてからでないと、相手が次からやらせません」
 今やコテナの菊座はアンラの指を五本飲み込んで複雑に蠢いていた。
 準備は出来た。
 アンラは指を尻から抜いた。
 すると、コテナがくるりと振り返って、
「今度はアンラさまの番ですっ」
 と言い放って、アンラの陰茎を口に飲み込んだ。口に入りきらない部分まで、滑らかな舌で刺激する。段々と屹立していく陰茎から、透明な汁が漏れ出した。
「やったぁ」
 コテナは完全に屹立したアンラの剛直を喜んだ。
「中々上手でしたよ」
 アンラはそこであぐらをかく。
「ここへ座りなさい」
「は、はい:」
 今や猛り狂ったアンラの剛直の上に、コテナは腰をそろそろと下ろす。
 ぎちぎちと音がなりそうなくらい、拡げたといってもコテナの中は狭い。
 少しずつ、少しずつ、コテナは腰を落としていく。凄まじい圧迫感が快楽へと変換される。アンラの亀頭が取っ掛かりにひっかかった時、コテナは悲鳴を上げた。
「あひぃぃぃ……!」
 その隙にアンラはコテナの両肩に腕をかけ、一気に身体を下へ押した。
 コテナ自身の体重も手伝って、一気に剛直がコテナを貫いた。
「ああああああーーー!」
 コテナは鳴きながら上下に動き出した。アンラも下から突き上げて手伝ってやる。
「あ、あんらさま」
 ずるり、ぐちゃぐちゃと文字にするのが困難な音が部屋に充満した。
「あ、あ、あ、もうダメ〜〜ぇ」
「あうっ」
 コテナの先端から白い液体が飛び散り、コテナの中ではアンラが絶頂を極めていた。
 アンラはコテナを持ち上げて、陰茎を抜き去ると、今度はコテナを組み敷いて、また結合した。
「あっあっあっ」
 激しいピストンが開始され、それに呼応するかのようにコテナの蠕動運動が激しくなる。
「楽にはいかせませんよ」
 アンラはコテナの肉茎の根元を握り締めた。
「ああ、アンラさまのいじわる……!」
 アンラの動きは荒々しく、コテナを壊すのでは無いかと思わせるほどだった。
 お互いの繋がった部分の肉がぶつかって生まれる音が、規則正しく鳴り響いた。
 その間にもアンラはコテナの口内まで支配し、自由自在に動き回っていた。どろりと唾液を送り込めば、コテナはそれを愛おしそうに飲み下す。
「アンラさま……もう、だめぇ」
 熱病に冒されたように、コテナはねだった。
「仕方ありませんね」
 アンラはコテナの肉茎を手放すと、二、三度しごいてやりながら、自らもコテナの最奥を目指して腰を奥へ勧めた。
「あひぃ::!!」
「ああッ!」
 二人で同時に逝って、身体を解放する。
 気怠く二人重なり合いながら、呼吸を整えていく。
「……どうでしたか? だいたいこんなものですよ」
 レイは水を向けられて我に返った。
「あ、ああ:大方分かった。参考になった」
 これはシンとならどうなるか、とシミュレーションをしていたに違いないとアンラは思った。
「男同士のセックスはこれで終わりじゃ、ありませんよ。後始末をしなくては」
「なんのだ」
「直腸に放った精液を掻き出してやらないと、明日大変なことになります。コテナ、立てますか?」
「は、はひ」
 コテナはアンラに抱えられるようにして、二人はバスルームへ消えていった。
 残されたレイは、今の一大スペクタクルをシンが相手で再現出来るだろうか、と考えていた。
 その後も、レイはアンラに、ああいう手もある、こういう手もある、或いは言葉責めが効くかも知れないなどと、要らぬ知恵をつけられたのだった。

 その頃シンは、トレーニングジムに赴いてトレーナーに十日間集中プログラムを組んで貰っている所だった。
 ヴィーノに言われたからではないが、多少は筋トレに励んでみようかと思ったのだ。筋力があった方がこの先も何かと有利だろう。
 翌日、課外授業へ出かけるヴィーノたちを見送った。シンの講座にはしっかり日本円に換算して一万円が振り込まれてあった。十日分の昼飯代としては妥当な所だろう。
 そしてシンは筋力トレーニングを開始したのだった。


                                    づづく。

ぎゃああああーーーーー!
アンラのバカぁ………恥ずかしいよ、恥ずかしいよぉ。
やっぱりエロは苦手だ。
でも、次もエロだ……




posted by 松風久遠 at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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