2013年08月04日

「魔界王子 ♯4 an old love story」


ケヴィンの母方が牧師の家で、元々セシル家を継ぐのは兄の役目だったが、クリミナ戦争で亡くなってしまった。故に牧師の免許を持っていたらしい。
ケヴィンの冷たくあしらわれてショックを受けるウイリアムだった。

夜、ウイリアムが考え事をしていると、下級生が大変だと部屋をノックしてきた。
行ってみると窓ガラスが割れていて、もめ事が起こっていた。
寮母のマリア・モリンズまでもが出張ってきて、校長に犯人は誰か伝えておきましょうというが、手当が先だと怪我をした生徒を連れて行く。
残った生徒にはウイリアムからラテン語二十行の罰が。

「カミオ、もうすぐ貴方に会える」
部屋で一人呟くモリンズ寮母。

昨日の生徒達がモリンズ寮母の噂話をしている。
寮母の部屋を捜索して、弱みを握ってやろうよ、と。
ウイリアムに見つかって青くなる三人。
ボートの練習に行け、と言われて大急ぎで去って行く。
だが、三人はウイリアムの言いつけを守らずにモリンズ寮母の部屋へ押し入るのだった。

「絶対優勝するぞー!」
外ではダンタリオンが声高に叫んでいた。周囲の生徒たちも大盛り上がり。
変なところで人徳のあるダンタリオンである。

サボリ場所を探していたウイリアムは、総代のネイサンに出会う。
何故校長寮の総代がヤコブ寮に?
物音を聞いてモリンズ寮母の部屋を尋ねるウイリアム。
部屋をノックするが、返事がないので勝手にドアを開けて入ると、ベッドに突っ伏したモリンズ寮母が。
ちょっと捜し物をしていて、と立ち上がるモリンズ寮母だった。
しかし、床には怪しげな魔方陣が描いてあって…
「もう年ね、あなたを見習って昼寝をするべきかしら」
「バレてる……」

ボートレースの日がやって来た。
優勝した暁にはミス・モリンスからミートパイが振る舞われる。
ネイサンがモリンズ寮母に熱い視線を送る。心臓を押さえるモリンズ寮母。年甲斐もなくドキドキしてるご様子。
ダンタリオンはウイリアムにネイサンは怪しいと忠告する。
「あの人は総代のウルトラ超絶エリート様なんだぞ」
「忘れたのか。おまえはまだ誰も選んでいない。この前みたいに狙われる可能性もある注意しろよ」
しっかり肩の上に手をやって囁くダンタリオンだった。

ボートレース。ウイリアムは船酔いでドクターストップ。
トワイニング班は失格。
ダンタリオンと総代のトップ争い。
両者の船がぶつかったはずみで折れたオールの先が、モリンズ寮母の元へ。しかし、オールは不自然な動きでモリンズ寮母を避けて行った。ネイサンの能力のようだ。
「大丈夫か」
声を掛けてきたネイサンにダンタリオンは、
「やはりな。ネイサン・キャクストン。おまえは悪魔だ」
と手を取って詰め寄るのだが、それを止めようとしたウイリアムがネイサンに触れた時、カミオの姿がだぶって見える。驚くウイリアム。
ボートレースの優勝はネイサン班のものに。

夕刻、教会の前でケヴィンに相談すべきか迷っている所に、モリンズ寮母がやって来る。
礼拝ですか、感心ですねと言われるが、ウイリアムはその場を去る。
モリンズ寮母は教会の中へ入り、
「牧師さま、少しお話があるのですが」

「スクープだ! ミス・モリンズのネタを掴んだよ」
「なんとミス・モリンズは魔女だったんだ」
騒ぐ下級生たちに、ウイリアムが割って入る。
「寮母の部屋に忍び込んだ上に、勝手に持ち出したのか」
「でも僕見たんです、ミス・モリンズが悪魔を召喚しようとしているところを」
「いや、とにかくおまえたちは自分のしたことを反省しろ! わからないなら、わかるまで、たっぷり罰してやる覚悟しとけよ!」
ええ〜〜! 上がる下級生たちの叫び声。
ウイリアムは部屋を出て行く。
すると、ケヴィンに出くわす。丁度良いところに、と言われるが、自分から近寄るなと言ったくせにと立ち去ろうとする。
「そんなことより、実はミス・モリンズのことで。さっき彼女から、最後の祈りを」
「ウイリアム!!」
現れるシトリー。
「緊急事態だ、来い!」
と、ウイリアムを連れ去ってしまう。

「さっき、魔界の扉が開いた。呼び出したのは、ミス・モリンズだ」
まさにモリンズ寮母が悪魔を召喚している所だった。
駆けつける二人だったが、悪魔は呼び出された後だった。
「私を選べば手を貸してやるぞ」
「だから俺は誰も選ばないと言ってるだろう」
もう、選んじゃえよー。そしたら全部丸く収まるんだからさ。
襲い来る悪魔を倒したのは、カミオだった。
モリンズ寮母を抱え、宙に浮くカミオ。
「ふん、相変わらずだな。半魔のくせにやたらめったら強い」
「黙れネフィリム。人を捨てた悪魔め」
「こいつはソロモンの一柱、三十の軍団を従える、序列五十三番目の総統の悪魔にして、ベルゼビュートを後見人にする、三人目の代理王候補カミオだ」
「それもただの悪魔じゃない。人の腹から生まれた悪魔。半分が人間の半魔だ」

「カミオ不思議ね、あなたはあの時と変わらない姿のまま。私はすっかり年をとってしまったのに。死ぬ前にどうしても貴方に会いたかったの。このヤコブ寮にいれば貴方に会えるきがしたの。貴方と出会った場所だから」
当時、私の家族はヤコブ寮で住み込みで働いていた。
悪魔退治をしていたカミオに出会ったマリア。
「怪我してるの? 大丈夫?」
「君は僕が怖くないのか」
次第に仲をを深めていくマリアとカミオ。
「牧師様は嘘つきね。貴方はとても優しくて、寂しがり屋の悪魔だった」
ある日悪魔に襲われたマリアを、カミオが両親の前で助ける。
カミオを悪魔と見通した両親は、離れなさいとマリアを促す。引き離される二人。
駆け落ちの約束をする二人だったが、その日、カミオは来てくれなかった。

肺を病んでしまってもう長くないと言われてしまったというモリンズ寮母。
悪魔と契約すれば、カミオと同じ悪魔になれると思って。
「悪魔の血ゆえに人として生きることは叶わず、半魔ゆえに魔界にも居場所などない。でも、君が悪魔になって、側にいてくれたら…」
「ネフィリムにはなるな。残り数年の命だが、人として死なせてやれ」
と、ダンタリオン。
「かわいそうな私の悪魔。私はもうじきいなくなるけど、一緒にいてくれる人はいないの?」
「いない。生まれた時からそんな人は。あのソロモンでさえ死んだ」

「私のものになりなさい。そうすれば、誰もおまえを否定しない。人も、悪魔も、神さえも」
そう、ソロモンに言いくるめられていたようだ。
ソロモンは相変わらずエロいなぁ。
「ここにいればいいじゃない。お友達がたくさん、ね」
「ミス・モリンズ。あなたは療養してください。あなた自身のためにも。そして、彼の為にも」
「そうね」
涙ぐむモリンズ寮母。

出発の日、下級生たちがモリンズ寮母に、写真立てを返しに来る。
カミオもまた、その写真を大事に持っていた。



posted by 松風久遠 at 15:35| Comment(2) | TrackBack(3) | 魔界王子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもTBありがとうございます
「WONDER TIME」の流架です

FC2⇒seesaaブログさんへのTBが弾かれてしまうのでコメントで失礼します
ミラーブログ(ライブドア)からも送ったのですが
同じく弾かれてTBをお返し出来ない状態で
せっかくTB頂いたのに申し訳ないです
記事はちゃんと読ませて頂いてますので
今後も宜しくお願いします
Posted by 流架 at 2013年08月04日 20:24
どうもです。ご丁寧にありがとうございます。
TBが飛ばせないようで、ご迷惑おかけしてますぅ。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
Posted by 松風 久遠 at 2013年08月08日 17:52
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/371104183

この記事へのトラックバック

やさしい悪魔
Excerpt: 食物連鎖! キャンディーズかよ☆ 『魔界王子 devils and realist 』 第4柱 an old love story タルいのでさらっとね^^; ケヴィンがスクールの牧師としてや..
Weblog: マイ・シークレット・ガーデン vol.2
Tracked: 2013-08-04 18:55

魔界王子 devils and realist テレ東(7/28)#04
Excerpt: 第4話 an old love story 公式サイトから家令のケヴィンが牧師として赴任してきた。ケヴィンの冷たい態度にショックを隠せないウイリアムは苦手なボートの練習にも身が入らず、サボりを決めて寮..
Weblog: ぬる〜くまったりと
Tracked: 2013-08-04 20:39

魔界王子 #4
Excerpt: 「an old love story」 牧師免許もってたのね。 あれ、黒い?何か企んでる? 監視可愛い。 神よなのかカミオなのか。 たてまきロールなメンズとは珍しい。。 あれ若くなったように見え..
Weblog: 朔夜の桜
Tracked: 2013-08-04 21:47
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。