2013年06月25日

「翠星のガルガンティア ♯12 決断のとき」

武器庫へ連れて行かれるピニオン。
そこには聖なる遺物の山が。
武装強化になるもの以外は好きにしていいと言われる。
ラケージがピニオンに本音を吐く。
「私、この船団のやり口にほとほと嫌気がさしておりましてね。海賊科稼業に戻ります」

「中佐、ガルガンティアへの攻撃を中止して頂けませんか?」
ストライカーの鎮座する広間にやって来るレドだったが。
「戦線に復帰できないのなら、この地球を俺たちの理想郷、第二のアバロンとする」
クーゲルに丸め込まれてしまう。

アバロンのことを思い返していると、足下にリスがすり寄ってくる。
「グレイス?!」
グレイスはガルガンティアに、エミリーと一緒にいるんだ…
ほんとにグレイスじゃないのか?

メルティーの届けた手紙に隠してメモを渡されていたピニオンが、フランジの元へやって来る。
このままでは私たちの船団員も、ここの住人のようにされてしまう。
それでいいのか?
「反乱を企てている奴がいる」
大海賊のラケージの名を出すと、色めきだつ二人。
だが、ラケージはレドを当てにしているのだ。レドが首を縦に振るわけがない。

雨。レドはガルガンティアでの生活を思い起こしていた。
すると、グレイスがどこぞへと走って行って仕舞う。それを追うレド。
人々が天に向かって手を掲げ、声を上げている。
何かの儀式のようだ。
そこへ、白い服に足と腕を拘束された人々が運ばれてくる。
フードを被せられ、椅子が逆回転する。
「彼らは神のもとへと赴く。至上のの感謝を捧ぐべく、聖者の為に死す」
椅子が反転し、人々が海に落とされる。まるで人形のように。
「俺はこんなものを見る為にここへ来たんじゃない」

「イカれてやがる」
ピニオンも胸くそ悪そうに吐き捨てていた。
「ええ、そうですわ。このイカれた船団が次に向かおうとしているのは、ガルガンティア」
「やっぱこいつら無理だわ!」
吹っ切れたようにゴーグルを取り去るピニオン。
前髪が下りております。その方がカッコいい。
額の印も雨で濡れ落ちました。

着々と進む戦闘準備。

「みんなをヒディアーズから守ろうと俺はここへ来た。エイミーをベベルを、あの人々を守るために俺は…」
何かを決意したかのようにきっと前を見るレド。
チェインバーにおまえとストライカーの戦力比は、と問うが、データの不足により算出不能との答え。
戦えるかの問いには可能である、と。
俺は中佐と戦えるかの問いには、当機の機能を越える、と。
「俺は本当に何かを選ぶことを一度もしたことが無いのかも知れない」
銀河同盟で盲目的にヒディアーズを殺すことに専念してきた人生。
弱い者は切り捨てられ、強い者だけが生き残る。
雨の日の儀式はまさしく銀河同盟の思想の縮図だった。
レドはガルガンティアで過ごした時に得た経験によって、銀河同盟の思想は決して最上のものではないということに気付いたんだろうな。

メルティーはレドにガルガンティアへの書簡の配達を依頼されていた。
「今、ガルガンティアまで飛べるのは君しかいない」
の殺し文句で決意するメルティーであった。
夜明け前、ガルガンティアを目視したメルティーは、気が抜けて気絶、カイトごと海へ落ちていく。
寸でのところでそれを助けたのはエイミーだった。

「ガルガンティアを守るにはメルティーの知らせてくれた通り、進路を変えて避難するしかないと…」
リジットが言うと、エイミーが飛び込んでくる。
「レドは私たちを逃がして自分は戦うつもりなんだって!」
「なのに私たちは逃げ出して、それでいいの?」
うなだれる大人たち。
「彼が選んだのなら、我々も選ばねばなるまい」
先生が言う。
「リジット、あの鍵を使うときが来たようだ」
「天の梯子…」
今がその時だ、エイミー君にも力を貸してほしい、と。

「我に従えただそれのみ不滅の幸福へと至る道」
ストライカーが戦闘態勢に…!
そこにチェインバーが現れる。
なにをふざけた真似をしている、とクーゲルに言われるが、逆にふざけているのは貴方ですと返す。
「この星にはここで生きる人たちが築いた世界がある。それを壊していい訳がない!」
攻撃を開始するストライカー。
ストライカーとチェインバーの戦闘が始まる。
「レド、この星に新たな秩序をもたらすことは、我々の使命だ」
そこへ船上から支援が。ピニオンが過去の遺物でビーム攻撃をしかけたのだ。
反乱が始まる!
「あーら、はしたなくって御免遊ばせ!」
ラケージも攻撃を始める。
フランジの船団も攻撃開始。
ピニオンの一撃を突破口に、チェインバーが攻勢をかける。
「ジェネレーター出力最大!」
塔にストライカーを押しつぶす。
「なぁ、レド。俺とこの星を変えてみないか?」
どこかで聞いた科白。
レドはストライカーのコックピットを緊急解除する。
「おまえがいると助かる」
開くコックピット。
クーゲル中佐は……既に死んでいた。
外気に触れることで腐食が進行し、もろくも崩れ去るクーゲルの遺体。
「姿勢制御システム再起動」
動き出すストライカー。
落ちるレドをチェインバーが救う。
ストライカーが言う。
「レド少尉、貴官の抵抗は無意味である」

全てはストライカーの仕業だった。
多くの人が予想していた通り、クーゲルは死んでいました。
未開発の星に降り立った場合、その状況でより良い環境を作り上げるようにプログラムされていたんでしょうか。クーゲルのサンプルを駆使して偶像まで作り上げて。
レドにはちゃんと甘い囁きまでしといてね。
おそるべし、ストライカー。


posted by 松風久遠 at 17:27| Comment(0) | TrackBack(7) | 翠星のガルガンティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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